たまたま口内炎が出来てしまったということであれば、ちょっと薬を患部にぬったりビタミン剤を飲めば治りがはやいが、
慢性的に口内炎が出来やすい人がどうしたら出来なくなるのかを教えてくれるところはない。

口内炎は口腔内の唾液の減少が引き金になって夜寝ている間に出来ることが多い。
この唾液の減少をどのように考えるのかが問題です。

口腔内の唾液を減少させる原因には大きく分けて、
胃の熱と胃腸の働きが弱く体の上部に水分を送れないことと、
もともと体の水分の保持量がすくなく粘膜に潤いが 少ないことがあります。

私達の薬局にこられるお客様で最も多いのは胃腸の働きが弱く、
もともと水分をあまり飲まない人が少し食べすぎたり、胃腸の働きが疲れで悪くなった時にでることが多いようです。
次は、食べすぎ飲みすぎで胃の中に熱がこもって食道を伝って熱が上に上がるために
ノドが乾いて唾液が減少し口内炎が出来ることが多いようです。
あとは口腔内に詰めたものが口腔の粘膜を傷つけた結果炎症が生じて口内炎が出来る場合も当然あります。

なかなか口内炎が治らないとか、すぐに口内炎が出来て不快な思いをしている人は
きちんとその原因をつかむことが大切です。

胃腸の状態と口内炎がつながりがあるなんて考えなかった人もいると思います。
きちんと原因をつかみそれに対する処置を することが重要です。